松山市ストリートピアノ
【音学ではなく音楽】
今年もたくさんの出来事がありましたが
もうあと少しで終わろうとしています。
一年って早いですね。
さて、今年ストリートピアノを設置してみて
沢山の方々に弾いてもらうことができました
本当に音楽のチカラは凄いなぁと
実感した時でもあります。
知らない人同士が話したり
笑顔で立ち止まって聞き入る人がいたり
とにかく1番嬉しかったのは
弾いてる人が楽しそうだった。
僕も以前ピアノを習っていました
しかし、音を楽しむよりも
音を学ぶ方のピアノになっちゃって
(先生が悪いわけではない)
結局ピアノを習う事を辞めてしまいました。
それは【ピアノを弾ける】事に対しての
アビリティに価値を置いてしまう事だった。
発表会と言うものに出て
さらに強く感じるようになりました。
この子は課題曲が出来る、それを発表できるから凄い、凄くない。
そこに価値を置いていたのです。
僕は18歳の時にピアノを習い始めたので
発表会の時も、周りに目を配らせて
色々な事を見る事が出来ました。
楽しんでピアノを弾いてる人は
本当に少数でした。
上手く弾けない、緊張に勝てない
ほとんどの人は挫折しちゃう。
しかし電気屋やデパートで
キーボードあれば
鍵盤に手を伸ばす
そうだ、やっぱりみんな
音を楽しみたいんだ。
だったら挑戦することに価値をおく
そんな【音楽】もあって良いんじゃない?
そこからストリートピアノについて
沢山調べて、実際にそういった活動している人にコンタクトを取り色々教えてもらったり。
そんな色々な物語から
当店にあるストリートピアノは完成しました。
音を楽しむことは
音楽の原点ではないでしょうか?
今から約4万年前
マンモスの牙や、ハゲワシの翼の骨
それらに穴を開け、息を吹き込み
フルートのようにして音を出していた
現代において解明されている音の起源は
そのようになっている。
さらに、その音を使って何をしていたか?
【コミュニケーション】
【社会的結び付き】を強める手段として
音を使っていた。
と、現代の研究チームは考えている。
ストリートピアノを弾いてる人を見ながら
ふと思い耽(ふけ)っていると
同じような考えの教育者(ピアノの先生)に出会った。
ピアノを習わせる
たった一つの習い事でも
もっと細分化していけば
様々な選択肢が出てくる
コンクールを目指すため
個性や感性を豊かにするため
人々とのコミュニケーションを取るため
僕の思う教育において大切な事は
押し付けではなく
選択肢を与える
ストリートピアノを設置してみて
本当に【楽しむ】事が大切だと
僕はとても感じました。
習う事、学ぶ事
様々な形があっても良いよね
そんな話でした。
この記事を書いた人
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岩井 隼人CREPE & CAFE Hi5 オーナー
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2011年の東日本大震災をきっかけに【便利になりすぎた日本】で何不自由なく当たり前のように生きている自分が嫌になり言葉も地理も分からない東南アジアを携帯電話やインターネットの環境も断ち、2カ月間バックパッカーをして何も無い体一つの状態で生活してみる、そこで沢山の人々と接して生活していくなかで人とのコミュニケーションの大切さを知る。
コミュニケーションの大切さや日本の良さ、これからの日本のあり方を若者やお年寄りの方と話し合えるような場所、人が集まるような場所を作りたくて「老若男女集まるにはクレープ屋だ!」と、思いクレープ屋をはじめる。
多くの人に生きる喜びを伝えていきたいです。
このままでは人間は人工知能に支配される。と、本気で思っている(笑)
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