伊達政宗公が愛した香り【柴舟】

茶道や華道は聞いたことあるものの

香道は初めて聞きました。



そして、香道は【聞く】と、表現するから

と、言われて「香りを聞く?」

全くチンプンカンプンのまま

会場へと入りました。



会場へ入ると、シンと張り詰めた空気感の中

写真をパシャパシャ撮る僕。



そんな僕を傍目に

香道の会の方々が続々といらっしゃいました。



30名ほど集まったところで

香道の会がスタートします。



作法など全く知識がないまま参加したので

上座に座ってるお手前する人に

色々聴きながらいざ挑戦!



伊達政宗公が所持していた香木「柴舟」を

な、ななんと!



今回の香の会でこの「柴舟」が!!



現存する柴舟の香木ではおそらく最後だろうと言われる

そんな貴重な香木を熱して





伊達政宗公が聞いていたと言われる

現存柴舟の香を聞けたのはとても運が良かったです。



伊達政宗が好んで聞いていた

香木を

僕も同じように聞けたんですよ?



すごくないですかーーーー?



令和元年

幸先良いスタートでした。





【柴舟についての説明】



昔より名香と呼ばれるものは数多くありますが、中でも、「一木四銘」の香木は、その優れた香りもさることながら、それにまつわるエピソードによって、一層名高い名香として今に伝えられています。



「一木四銘」とは、四つの異なる銘を持つ一木の伽羅のことをいいます。



長崎において、一木の伽羅の購入に際し、肥後細川家、加賀前田家、そして伊達政宗の命を受けた家臣たちの間で殺傷事件まで起きてしまいます。





事の重大さに一計を案じた三家の家臣たちは、三家共同で買い取ることにし、まず、勅銘を乞うために最上部を切り取り、残りを三等分してくじ引きにしました。





この逸話は十七世紀のものであり、真実かどうかは定かでありませんが、名香は確かに各家家木として伝えられているのは事実です。宮中に献上された伽羅は「藤袴」、前田家は「初音」、細川家は「白菊」、伊達家は「柴舟」と名づけられました。



特に伊達家では政宗公がこの香木をこよなく愛し、その銘も、謡曲「兼平」の「世のわざのうきを身に積む柴舟はたかぬさきよりこがれゆくらん」の歌により、自ら名づけられました。



伊達家の家宝

自然界にはもう存在しない香木なだけに

とても貴重な経験が出来ました!

この記事を書いた人

岩井 隼人
岩井 隼人CREPE & CAFE Hi5 オーナー
2011年の東日本大震災をきっかけに【便利になりすぎた日本】で何不自由なく当たり前のように生きている自分が嫌になり言葉も地理も分からない東南アジアを携帯電話やインターネットの環境も断ち、2カ月間バックパッカーをして何も無い体一つの状態で生活してみる、そこで沢山の人々と接して生活していくなかで人とのコミュニケーションの大切さを知る。

コミュニケーションの大切さや日本の良さ、これからの日本のあり方を若者やお年寄りの方と話し合えるような場所、人が集まるような場所を作りたくて「老若男女集まるにはクレープ屋だ!」と、思いクレープ屋をはじめる。

多くの人に生きる喜びを伝えていきたいです。

このままでは人間は人工知能に支配される。と、本気で思っている(笑)

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